松下幸之助「一日一話」6/8 富の本質
富の本質
時代によって富についての考え方も変わってきます。これまでは単に蓄積された物が富と考えられてきましたが、その物を生産し得る能力、生産力こそ真の富だとも考えられます。
但し、生産力だけを増やせばいいのではなく、いくら生産しても、それが消費されなければ何の値打ちも無い。消費力があって生産力ある。生産力と消費力のバランスを取りつつ増大させていくことが、富の増大であり、繁栄の道もそこから生まれてくるという話です。
自分の仕事と置き換えて考えるのが難しい内容でしたが、私はシステムエンジニアであるため、以下のように置き換えて考えてみました。
どんなに高機能であってもユーザに利用されなくては値打ちはありません。ユーザに利用されて初めて、「この機能は、更にこれができたらいい」等の要望があります。ユーザの要望に応えていくことで、より良いシステムとなり、成長していきます。システムが成長することで、売り上げも更に上がり、会社としても成長していきます。
今日も一つ成長できました。ありがとうございました。